日本・ボリビア外交関係樹立110周年及び日本人のボリビア移住125周年
令和6年2月24日
大使挨拶
天皇誕生日に際し、一言ご挨拶申し上げます。 まずは、天皇陛下におかれましては、2月23日に64歳の御誕生日を迎えられることを、在ボリビア日本大使館一同、心よりお慶び申し上げます。 昨年一年は、世界各地で現在起きている紛争が悪化の一途を辿るだけでなく、国際社会を分断しようとする動きも一層活発になって起きており、国際社会は歴史的転換期にあると言えるでしょう。過去を振り返りますと、我々、人類が対立や分断から得られたものは一時の富だけでありその後に残ったのは凄惨な争いによって荒廃した世界だけと、そのように歴史を理解しています… (全文を読む)。 |
記念ロゴ・マークの発表
2024年は、日本・ボリビア外交関係樹立110周年及び日本人のボリビア移住125周年に当たります。これを記念して実施される各種周年事業に使用するロゴ・マークを広く募集しましたところ、多くのご応募をいただき、日本・ボリビア両国外務省での審査の結果、ヴェロニカ・フクチ・ミヤギさんの作品が選ばれました。そして、本日、日本大使館及びボリビア外務省にて共同発表式典を開催することが出来ました (全文を読む).
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記念ロゴ・マークの共同発表式典の実施
3月14日、小野村大使は、ボリビア外務省にて、セリンダ・ソサ外相と共に2024年の日本・ボリビア外交関係樹立110周年及び日本人ボリビア移住125周年を祝う記念ロゴ・マークの共同発表式典を行いました。 |
外交関係樹立110周年(両国大臣メッセージ)
1914年に日・ボリビア通商条約が結ばれ 外交関係を樹立してから、110年を迎えたことを大変嬉しく思います。 日本とボリビアは伝統的な友好関係を築いてきた、大事なパートナーです。 また本年は、日本人がボリビアに初めて移住してから125周年を迎える記念の年でもあります。 ボリビアにいらっしゃる1万人を超える日系人の方々が、ボリビアの経済発展に貢献し、両国の架け橋として活躍されていることも心から嬉しく思います。 また、日本は60年以上の長きにわたって、インフラや保健分野を中心にボリビアの経済社会開発に貢献する協力を行ってきました。 再生可能エネルギー分野における協力等、今後も協力が進展していくことを期待しています。 日本とボリビアでは人的交流や文化交流も増えつつあります。ウユニ塩湖など、ボリビアの多様で豊かな魅力をもつ土地柄は多くの日本人観光客を引きつけているのです。 |
1899年に始まった日本人によるボリビア移住と1914年の日本とボリビアの
この2つの重要な出来事以来、日系人社会はボリビアにとって不可欠な存在であり、外交関係樹立は、両国の国民と文化を親密にするに至らしめる決定的な出来事でした。 サンタクルス県の発展を含め、様々な分野にてボリビアの発展に寄与してきました。 私たちの外交関係は、110年前の通商協定条文に基づき、友好と平和を基盤として 築かれました。今日、この尊重の枠組みは、ボリビアにとって、そして世界にとって模範となっています。 日本はボリビアの主要な貿易相手国の一つであり、とても嬉しく思っております。 また、日本とボリビアの協力関係も、60年以上の歴史があり、 尊敬、理解、補完性、互恵性の枠組みの中で発展してきたのです。 これらの事実に立ち返り、外交関係樹立から110年を迎えたことを単に祝うのではなく、自決権の尊重、不干渉、連帯という共通の価値観の上に築かれた両国の関係発展をお祝いいたします。 |
日本国外務大臣 上川陽子 |
ボリビア多民族国外務大臣 セリンダ・ソサ・ルンダ |