ボリビア入国時の注意喚起

令和7年2月26日
●バス等を利用して陸路でボリビアへ入国する際、パスポートへのボリビア入国スタンプ押印忘れが多発しています。入国スタンプ押印を忘れた場合、移民局で罰則金を支払い、押印してもらう必要があります。
 
●黄熱に感染するおそれのある国からボリビアへ向かう際、「イエローカードの携帯が必要」との間違った指摘をされる事例が発生しています。ボリビア国内の黄熱病危険地域への訪問予定が無い場合、イエローカード携帯及びボリビア入国審査時の提示は不要です。
 
●ボリビア国内の長距離バスで横転事故が相次ぎ、多数の死傷者が発生しています。長距離バス乗車時には、周囲のボリビア人乗客の態度に合わせることなく、シートベルト着用を徹底してください。
 
 
1 中南米の一部の国では国境付近にCEBAF(Centros Binacionales de Atencion en Frontera:二国間国境サービスセンター)が設置され、越境の際に一カ所で出国と入国の手続きが可能となっています。ペルーとボリビアの国境にあるチチカカ湖畔の街デサグアデロ(Desaguadero)では、街から4km離れたペルー側にあるCEBAFで出入国手続きを行えますが、同センターではパスポートへのボリビア入国スタンプ押印忘れが多発しています。ボリビアからの出国審査時に罰則金を支払い、押印し忘れたボリビア入国スタンプ取得は可能ですが、担当者によっては時間がかかり、飛行機やバスへの搭乗に遅れてしまうこともあります。入国スタンプ押印忘れに気づいた際は、速やかに移民局へ赴き罰則金を支払い、入国スタンプを押印してもらうようにしてくだ
さい。
 
2 リオデジャネイロ空港で「ブラジルからボリビアへ入国するにはイエローカードが必要」と航空会社職員から指摘される事案が発生しています。現在、ボリビア政府が指定する黄熱病危険地域への訪問予定無い場合、イエローカード携帯及びボリビア入国審査時の提示は不要です。詳細は以下にリンクした当館HPを確認ください。またボリビアから他国へ向かう場合、ボリビア国内の滞在地域に関わらず、入国時にイエローカード携帯が必須の国があります。詳細は訪問予定先の日本国大使館HPを確認ください。

 黄熱病情報:https://www.bo.emb-japan.go.jp/itpr_ja/health20170220.html
 
3 運転手のスピード超過を原因とした長距離バスの横転事故が相次ぎ、多数の死傷者が発生しています。ボリビアではシートベルト着用が義務づけられているにも関わらず、車両運転手がシートベルトを着用することは稀であり、長距離バスやタクシーの乗客も殆ど着用しません。車両乗車時に運転手を選ぶことは出来ませんが、周囲のボリビア人乗客の態度に流されること無く、可能な限りの安全策としてシートベルト着用を徹底してください。