黄熱病情報
平成29年3月20日
黄熱病について
黄熱病は蚊により媒介されるウイルス性感染症で、渡航に際して予防接種の国際証明書(イエロカード)が要求される唯一の感染症です(渡航先国によっては要求されない場合があります)。感染経路は都市型と森林型があり、都市型はウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ)を媒介してヒトに感染します。森林型は通常、ヒト以外の脊椎動物(主にサル)に感染しますが、森林の中で活動するヒトもまれに感染することがあります。
潜伏期間は3~6日で、発症すると軽症から重症まで様々な症状(発熱、頭痛、嘔吐、黄疸等)を起こします。特別な治療法は無く対症療法が主となります。予防方法は予防接種を受けることですが、予防接種を受けていない場合は、蚊に刺されないよう防蚊スプレー、クリームの使用、長袖着用等の対策が必要です。
黄熱病予防接種は日本国内においては検疫所等で接種することが出来ます。一回接種で接種後10日目から有効となるため、入国の10日以上前に接種することが必要です。一度受ければ生涯有効です。詳細は最寄りの検疫所にお尋ね下さい。
黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の有効期間について、2016年7月11日以降は、これまでの「接種10日後から10年間」から、「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。
現在、既にお持ちの有効期間が経過した予防接種証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。
潜伏期間は3~6日で、発症すると軽症から重症まで様々な症状(発熱、頭痛、嘔吐、黄疸等)を起こします。特別な治療法は無く対症療法が主となります。予防方法は予防接種を受けることですが、予防接種を受けていない場合は、蚊に刺されないよう防蚊スプレー、クリームの使用、長袖着用等の対策が必要です。
黄熱病予防接種は日本国内においては検疫所等で接種することが出来ます。一回接種で接種後10日目から有効となるため、入国の10日以上前に接種することが必要です。一度受ければ生涯有効です。詳細は最寄りの検疫所にお尋ね下さい。
黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の有効期間について、2016年7月11日以降は、これまでの「接種10日後から10年間」から、「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。
現在、既にお持ちの有効期間が経過した予防接種証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。
黄熱病予防接種証明書(イエローカード)
2017年3月14日、ボリビア国内における黄熱病の新たな発生を防止する措置をとるため、省令第028/2009号に基づき、ボリビアの関係当局は以下の予防的措置を取ることとしました。
- 黄熱病感染危険国以外からボリビアに入国する全ての自国民及び外国人で、ボリビア国内の黄熱病高レベル危険地域を訪問する予定がない場合、イエローカードの提示は不要である。
- 黄熱病感染危険国(下記参照)からボリビアに入国する全ての自国民及び外国人は、ボリビアに入国する際、イエローカードの提示が求められるが、イエローカードを所持せず,黄熱病の病状又は兆候を呈している場合、国境における出入国管理当局担当官は、これらの者に対し、予防接種を受ける又はボリビアの保健機関で受診するよう指導する。
- 黄熱病感染危険国以外からボリビアに入国する全ての自国民及び外国人がボリビア国内の黄熱病高レベル危険地域の訪問を予定する場合、イエローカードの提示が求められるが、イエローカードを所持しない場合、国境における出入国管理当局担当官は、これらの者に対し、ボリビアの保健機関で予防接種を受けるよう指導する。
- 黄熱病感染危険国へ向けて出国を予定する全ての自国民及び外国人は、イエローカードの提示が求められるが、イエローカードを所持しない場合、国境における出入国管理当局担当官は、即時に国境付近のボリビア又は訪問国の保健機関で予防接種を受けるよう指導する。
- 健康上の理由により黄熱病の予防接種を受けられない自国民又は外国人は、現行の国際保健規則に従い、所管当局による証明書を得なければならない。
黄熱病感染危険国一覧
[米州]
アルゼンチン | ボリビア | ブラジル | コロンビア |
エクアドル | 仏領ギアナ | ガイアナ | パラグアイ |
ペルー | スリナム | トリニダード・トバゴ | ベネズエラ |
[アフリカ]
アンゴラ | ベニン | ブルキナファソ | ブルンジ | カメルーン |
チャド | コンゴ共和国 | コートジボワール | エチオピア | ガボン |
ガンビア | ガーナ | ギニア | ギニアビサウ | 赤道ギニア |
ケニア | リベリア | マリ | モーリタニア | ニジェール |
ナイジェリア | 中央アフリカ | コンゴ民主共和国 | セネガル | シエラレオネ |
スーダン | 南スーダン | トーゴ | ウガンダ |
ボリビア政府が定める黄熱病高レベル危険地域
一般的に観光客が訪れるラパス市、サンタクルス市、コチャバンバ市などの都市部及びウユニ塩湖を含むウユニ市周辺は黄熱病危険地域には指定されていません。オキナワ移住地は危険地域に指定されていませんが、イチロ郡サンファン移住地は危険地域に指定されています。
チュキサカ県
アスルドゥイ郡アスルドゥイ市 | エルナンド・シレス郡モンテアグド市 | エルナンド・シレス郡ワカレタ市 |
ノル・シンティ郡インカワシ市 | ベリサリオ・ボエト郡ビリャ・セラノ市 | ルイス・カルボ郡バカ・グスマン市 |
ルイス・カルボ郡ワカヤ市 | ルイス・カルボ郡マチャレティ市 |
ラパス県
ラレカハ郡グアナイ市 | ラレカハ郡ティプアニ市 | ラレカハ郡マピリ市 |
ラレカハ郡テオポンテ市 | フランツ・タマヨ郡アポロ市 | インキシビ郡インキシビ市 |
インキシビ郡カフアタ市 | スール・ユンガス郡チュルマニ市 | スール・ユンガス郡イルパナ市 |
スール・ユンガス郡パロス・ブランコス市 | スール・ユンガス郡ラ・アスンタ市 | アベル・イトゥラルデ郡イクシアマス市 |
アベル・イトゥラルデ郡サン・ブエナベントゥーラ市 | カラナビ郡カラナビ市 |
コチャバンバ県
アヨパヤ郡モロチャタ市 | チャパレ郡ビリャ・トゥナリ市 | カラスコ郡チモレ市 |
カラスコ郡プエルト・ビリャロエル市 | カラスコ郡エントレ・リオス市 | ティラケ郡ティラケ市 |
タリハ県
アルセ郡パッドカヤ市 | アルセ郡ベルメホ市 | グラン・チャコ郡ヤクイバ市 |
グラン・チャコ郡カラパリ市 | グラン・チャコ郡ビリャ・モンテス市 | ブルネット・オコノル郡エントレ・リオス市 |
サンタクルス県
アンドレス・イバニェス郡(注:サンタクルス市が属する郡)、ワルネス郡及びフロリダ郡を除く全地域 |
ベニ県
全地域 |
パンド県
全地域 |