コチャバンバ県において開発協力案件にかかるプレスツアーを開催

2016年10月27日~28日、当館は現地メディア向けプレスツアーをコチャバンバ県で実施しました。コチャバンバ市は、当国中央部に位置する当国第3の都市として経済的に重要な地域で、日本政府はこれまで同市に数多くの協力を行ってきました。今回のプレスツアーは、同市と周辺2市における日本政府の開発協力を広報する目的で開催し、合計6社のプレスが参加しました。
 

1 環境プログラム無償「森林保全計画」機材引き渡し式

「森林保全計画」(供与金額12億円)は、森林モニタリング・システムの強化や森林保全事業に特化した機材やサービスを提供する無償資金協力で、コチャバンバのサン・シモン大学及び環境・水資源省に機材を供与する案件です。今回は,ティキパヤ市に新たに建設されたサン・シモン大学森林学部(ESFOR)に対して遺伝子工学機材の引き渡し式を実施しました。同部の研究所に設置された最新の機材は、今後、ボリビア国内の森林育成のために活用されていくことになります。
引き渡し式式典の様子 遺伝子工学機材(供与機材) プレスインタビューに答えるティキパヤ市長
引き渡し式式典の様子 遺伝子工学機材(供与機材) プレスインタビューに答えるティキパヤ市長
 

2 コチャバンバ母子医療病院視察

2002年に一般プロジェクト無償資金協力「コチャバンバ母子医療システム強化計画」(供与金額18.36億円)で整備されたヘルマン・ウルキディ病院では、プレスと共に病院内の視察を行いました。本病院に対しては、病院の機材の整備と共に65病床を供与しました。同病院には、多くの患者が訪れており、改めて医療分野における日本の支援が大きな効果を上げていることを確認できました。
無償資金協力で供与された機材 案件概要と現状を説明する大島書記官(左)と病院医院長 無償資金協力案件について取材する同行プレス
無償資金協力で供与された機材 案件概要と現状を説明する大島書記官(左)と病院医院長 無償資金協力案件について取材する同行プレス
 

3 コチャバンバ県統合水資源管理能力強化プロジェクト・セミナー

 今年から新たに始まった本案件には、コチャバンバ県庁及び市役所から大きな関心が寄せられています。コチャバンバは、恒常的な水不足で苦しんでおり、サン・シモン大学の講堂におけるセミナーでは、JICA専門家やコチャバンバ県庁の案件担当者から、水資源管理の能力向上を目指す本技術協力の概要が説明されました。プレスは興味深く本取組を聴講し、積極的な意見交換が行われました。
サンシモン大学講堂で案件内容を説明する県庁担当者(正面左)とJICA専門課(中央右)
サンシモン大学講堂で案件内容を説明する県庁担当者(正面左)とJICA専門家(中央右)
 

4 国立マン・セスペ音楽アカデミー視察

 国立マン・セスペ音楽アカデミーは、当国で有数の音楽専門学校であり、私財を投げ売って同校の運営に寄与した藤井康一校長の指導の下、素晴らしい成果を上げている音楽アカデミーです。2009年一般文化無償資金協力「国立マン・セスペ音楽アカデミー校舎建設計画」(供与金額3億9860万円)により、同学校の校舎が追加建設され、また、各種楽器が供与されました。27日のプレス訪問の際、同学校の生徒達がミニコンサートを開き、長崎の原爆を題材にした「大地賛歌」等の曲を演奏・合唱して頂き、その美しい歌声や演奏にプレス一行も感動した様子でした。
無償資金協力で増設した校舎 プレスに対してミニコンサートを披露する藤井康一校長¥ ミニコンサート
無償資金協力で増設した校舎 プレスに対してミニコンサートを披露する藤井康一校長 ミニコンサート
 

5 平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「エル・パソ・ボリビア・カナダ職業訓練校工業機械科機材整備計画」引き渡し式

 28日、キジャコジョ市で「エル・パス・ボリビア・カナダ職業訓練校工業機械科機材整備計画」(供与金額90,175ドル)の引き渡し式を実施しました。本案件により、同校の工業機械科に旋盤4台を供与し、新しい機材を利用した生徒達は実用的な知識や技術の習得ができるようになりました。引き渡し式では旋盤の実演もあり、プレスは興味深く実演を視察しました。
供与機材の旋盤を披露する技術教官 職業効教員及び施行業者 同校では以前協力隊員が活動した際に教えた「5s」(整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seiso)、清潔(Seiketsu)、躾(Shitsuke))のスローガンは今もう引き続がれている。
供与機材の旋盤を披露する技術教官 職業効教員及び施行業者 同校では以前協力隊員が活動した際に教えた「5s」(整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seiso)、清潔(Seiketsu)、躾(Shitsuke))のスローガンは今もう引き続がれている。
 

6 平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ティキパヤ市有機ゴミ堆肥化施設機材整備計画」サイト視察

 平成26年にティキパヤ市で実施された「有機ゴミ堆肥化施設整備計画」(供与金額88,897ドル)は、有機ゴミ粉砕機及び均一混合機を各1台整備したものです。有機ゴミの堆肥化を行い、同市のゴミを有効活用していく日本発祥の方法が全国に拡大すれば、ボリビアの環境保全に大きな貢献をすることになります。
粉砕機 供与機材 均一混合機(緑色の機材)
粉砕機 供与機材 均一混合機(緑色の機材)
 

7 「子供の町学園」における青年海外協力隊員の活動視察

 プレスツアーの最後に、ティキパヤ市の「子供の町学園」において小学校教育を担当している青年海外協力隊の新家祐子隊員の活動を視察しました。
インタビューに答える新家隊員 孤児院の子供達と
インタビューに答える新家隊員 孤児院の子供達と



 なお、今回のプレスツアーは、ツアーに参加した当国テレビ局Canal Aによって4回シリーズで放映されました。