草の根・人間の安全保障無償資金協力

平成26年8月16日

「オキナワ日本ボリビア協会診療所診察棟整備計画」引渡式

サンタクルス県オキナワ市において,椿秀洋大使参列の下,草の根・人間の安全保障無償資金協力「オキナワ日本ボリビア協会診療所診察棟整備計画」の引渡式が実施されました。


同診療所は1979年に国際協力機構(JICA)の資金によって建設された第1次病院で,日本人移住地内に所在しています。市内にはオキナワ診療所の他に,国,県,市が共同で運営している公立病院がありますが,産婦人科や小児科を中心とした「母子保健施設」として機能しており,内科外来や救急外来を行っていないため,実質的にオキナワ診療所が市内唯一の医療機関となっています。また,「日系人医師の病院」として有名で、市内外のボリビア人が多数来院しています。

しかしながら, 案件実施前の同診療所は築30年以上が経過しており,老朽化が著しく,外壁や屋根は損傷し,雨季には雨漏りが絶えない状況でした。安全や衛生が第一の医療現場としては極めて不適切な環境でありました。

そこで今回のプロジェクトでこうした医療環境を改善するため,新病棟の整備を行いました。

これによって,これまで不適切な環境で治療行為を受けていた患者・地域住民が適切な医療環境のもとに医療サービスを受けられることが期待されます。

引渡式に参加した椿大使は,本年2014年が日本とボリビアの外交関係樹立100周年に当たることに言及し,更に同年がオキナワ移住の60周年にも当たることを強調し,移住者の苦労や功労について敬意の意を表しつつ祝辞を述べました。

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