草の根・人間の安全保障無償資金協力

平成26年3月14日

「コチャバンバ職業訓練校電気科課程実習機材整備計画」引渡式

ラパス県エル・アルト市において、椿秀洋大使参列の下、平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「サン・マルティン老人リハビリセンター機材整備計画」の引渡式が実施されました。


同センターは、エル・アルト市全域を対象に病気や障害(アルツハイマー病等)を患っている老人を積極的に受け入れ,食事や理学療法などを提供している同市唯一の老人用リハビリテーションセンターです。

現在(2014年9月時点),同センターには病気や障害を患っている老人のほか,生活に困窮する老人や,家族から暴力などの被害を受けているご老人31名が居住してます。

本プロジェクトが実施される前,外来の理学療法治療を希望する老人の数は増加傾向にありましたが,センターには十分な理学療法用機材が整っておらず,十全なリハビリが提供できていませんでした。そこで本プロジェクトの申請団体であるクエルポ・デ・クリスト財団は、この機会に機材の充実を図り,収容者のみを対象としていた理学療法を収容者以外の外来に対しても提供したいと考え,当館に対して案件の申請を行いました。

今回のプロジェクトで供与された理学療法用機材はエアロバイク・超音波器具・レーザー治療器具・肩輪転機など、合計35点で,供与総額は45,876米ドルにのぼります。

引渡式に参加した椿大使は,これまでボリビアの社会発展に貢献してきたご老人たちに対して,その苦労を労いつつ,祝辞を述べました。

また,本年2014年が日本とボリビアの外交関係樹立100周年に当たることにも言及し,今後両国の友好関係が更に強固なものとなるよう,今後も支援を継続していきたいと 述べました。

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