海外安全対策情報 (2023年7月~9月)

令和5年10月18日

1 社会・治安情勢

ボリビア国内各地では、政治的要求に基づく各職業団体、労働組合、市民団体、学生等によるデモ行進、集会、道路封鎖等の抗議活動が頻繁に行われています。警察当局等と衝突し、死傷者が発生する事案も確認されています。
 

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)犯罪の傾向

ラパス県エルアルト市においては、ケチャップ強盗、首締め強盗、置き引き、スリ及び偽警察官による犯罪が発生しているほか、拳銃や刃物を使用した強盗や女性を狙った強姦が発生しているため十分な警戒が必要です。
サンタクルス県サンタクルス市においては、強盗犯が車・バイクにて歩行者等に接近し、所持品を強奪する事件が発生しています。
一般的な対策としては、市場・繁華街等人混みに行く際には多額の現金を持たず、貴重品はリュックサックなど目の届かないところには入れないようにする、また、自身を狙っている不審者がいないか周囲を見渡す等の警戒を怠らないようにします。万が一、犯罪に遭遇した場合は、犯人が拳銃や刃物を所持している場合もあるので、無理に抵抗はせず、可能な限り速やかに警察へ被害の届け出を行いましょう。
 

(2)邦人被害事案

現在、特段の情報はありません。
 

(3)邦人以外の被害事案

 エルアルト市において、首締め強盗を繰り返していた複数グループが逮捕された。複数グループは深夜酔った人を後ろから首を絞め金品を強奪していた。

 ラパス市において、職務質問と称して金品を盗んでいた偽警察官が逮捕された。

 エルアルト市において、乗合タクシーに乗車していた乗客から金品を強奪していた強盗団が逮捕された。強盗団は、運転手と乗客になりすまして犯行に及んでいた。

 ベニ県グアラヤメリン市において、男性被害者が男2人組に銃撃され死亡した。
 

3 テロ・爆弾事件発生状況

現在、特段の情報はありません。
 

4 誘拐・脅迫事件発生状況

(1)ラパス県ビアチャ市において、12歳の少女が自宅前で誘拐未遂にあった。
(2)コチャバンバ県チャパレ地方において、5歳と7歳の少年が目出し帽をかぶった男達に誘拐された。
 

5 日本企業の安全に関する諸問題

現在、特段の情報はありません。