海外安全対策情報(平成25年度第1四半期(平成25年4月~6月))

平成27年9月30日

1.社会・治安情勢

 ボリビア全土において治安は悪化傾向にあり、ラパス県ラパス市内においては比較的安全とされているソポカチ地区や南部地区においても犯罪が多発している。

2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)犯罪の傾向

 ラパス県ラパス市及び隣接するエル・アルト市には、13歳から19歳の若者で構成される262の不良グループが存在し、ナイフや拳銃で武装している。


(2)邦人被害事案

① 5月4日、ラパス県コパカバーナ市にて邦人女性旅行者が市の中心部で行われていた祭りを見ていたところ、人混みの中から回ってきた酒のようなものを飲んだ際、突然意識を失い、翌朝4時頃に道路上で気づいた時には腰に巻いていた貴重品袋から旅券や現金等が盗まれていた。


② 6月1日、ラパス市のバスターミナルからウユニ行きの夜行バスに乗車、翌朝ウユニに到着時に足下に置いていたバッグの中に入れていた貴重品袋から現金約17,000円を盗まれていた。


③ 6月11日、スクレ市内のレストランにて、同じホテルに宿泊していたイギリス人、チェコ人等と食事中に、椅子の背もたれのかけておいたショルダーバッグが気づいた時には紛失していた。同バッグの中にはパスポート、デジカメ、クレジットカード3枚、現金800Bs(約120米ドル)が入っていた。


(3)邦人以外の被害事案

① 4月7日、ラパス県エル・アルト市内において、13歳の少女が父親と同じミニバス会社に所属する17歳の運転手にミニバスの車内で強姦された。


② 4月11日、チュキサカ県スクレ市内で、パーティ終了後に若者同士が喧嘩となり、うち1人が銃を持ち出し発砲したため、相手側の23歳の男性が撃たれて死亡した。


③ 4月22日、ラパス市内のチョコレート店に武装した強盗が押し入り、現金10,000Bs(約1,400米ドル相当)及び高級チョコレート等を奪って逃走した。


④ 4月28日、ラパス市内にある国会議員が経営する自動車輸入会社に銃で武装した3人組の強盗が押し入り、在宅していた家族に暴力をふるって怪我を負わせた上、17万米ドルを奪って逃走した。


⑤ 5月2日、オルロ県オルロ市にてミニバス内にて17歳の女性を強姦したとして警察官2名が逮捕された。


⑥ 5月12日、コチャバンバ県コチャバンバ市にて、13歳の女の子がミニバスに乗車したところ、他に誰も乗っていなかったことから、26歳の運転手にそのままホテルに連れ込まれて、強姦された。


⑦ 5月24日、コチャバンバ県コチャバンバ市にて、路上両替商の50歳の男性が強盗に襲われた際、反撃し逃げる強盗を追跡しようとしたところ、手を銃で撃たれた。


⑧ 6月5日、コチャバンバ県コチャバンバ市にて、13歳の女の子が23歳の男性にお土産をあげるとだまされ、自宅に連れ込まれて、強姦された。


3.テロ・爆弾事件発生状況

特段問題なし。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

特段問題なし。

5.日本企業の安全に係わる諸問題

特段問題なし。