ボリビア内政・外交(2018年5月)

1 概況

(1)内政

 8日,チュキサカ県とサンタクルス県の県境に位置するインカワシ・ガス田の帰属及び利益配分を巡る政府とチュキサカ県の交渉が決裂し,市民団体,労働者団体等が無期限の道路封鎖,抗議デモ及びストライキの実施を発表した。13日,同ガス田はサンタクルス県に帰属するとの調査結果が公表された。

 30日,モラレス大統領は,妊娠のため辞任したカンペロ保健大臣の後任として,外科医で疫学の専門家であるロドルフォ・ロカバド氏を保健大臣に任命した。
 

(2)外交

 4日,ミミツァ欧州委員会(EC)委員が来訪し,EU及びスイスの「2017-20年対ボリビア開発協力欧州合同戦略」が署名された。

 17日,ビデガライ墨外相が来訪し,貿易促進及び機会の増大,二国間関係の強化及び政策対話に関する二国間覚書に署名した。

 26日,コチャバンバ市で第11回南米オリンピックが開会した。開会式にはカルテス・パラグアイ大統領も出席し,モラレス大統領と会談を行った。

 29日,ワナクニ外相は訪中し,6月のモラレス大統領の訪中及び習近平国家主席との会談に向けた調整を行うため,王毅外交部長と会談した。
 
 

2 内政

(1)

 8日,チュキサカ県とサンタクルス県の県境に位置するインカワシ・ガス田の帰属及び利益配分を巡る政府とチュキサカ県の交渉が決裂し,市民団体,労働者団体等が無期限の道路封鎖,抗議デモ及びストライキを実施することを発表した。13日,同ガス田はサンタクルス県に帰属するとの調査結果が公表され,17日,コスタス・サンタクルス県知事は,調査結果を受け,サンタクルス県に対するロイヤリティーの支払い凍結が解除されたと発表した。
 

(2)

 10日,下院で,18日,上院で,海外における電子投票及び海外在住ボリビア人の選挙人登録に関する法案を可決した。これに関し,15日,エグゼニ選挙裁判所副長官は,準備期間を要するため,2019年の総選挙では,電子投票は運用されないだろうと発言した。
 

(3)

 16日,エグゼニ選挙裁判所副長官は,153の市長の罷免要求のうち,70について住民投票実施に必要な有権者の署名を集めるプロセスにあると発表した。
 

(4)

 18日,国立統計局(INE)は2017年に実施した世帯調査(Encuesta de Hogares: EN)の結果を公表した。同調査によると,ボリビアの人口は約1121万6千人で,そのうち50.7%が女性で49.3%が男性である。また,世帯数は334万6800で,そのうち66.7%が都市に,33.3%が地方に所在し,一世帯当たりの平均人数は3.3人である。
 

(5)

 22日,2005~08年のロボレ-エルカルメン間の道路建設に係るカマルゴ・コレア社(伯)の贈賄問題に関する合同調査委員会は,メサ元大統領の関与の可能性を指摘した。これに対し,メサ元大統領は関与を否定し,合同調査委員会で証言する用意があると発言した。
 

(6)

 24日,大学の予算増額を求める抗議活動に参加していたエルアルト公立大学(UPEA)の学生が死亡し,28日,国内8都市の公立大学により当該学生の死亡に対する抗議活動が行われた。
 

(7)

 28日,レビージャ・ラパス市長が率いる政治団体Sol.boは,政党資格を得るため,選挙裁判所に146,000名分の署名を提出した。
 

(8)

 28日,MAS党国際関係事務局は,海外在住ボリビア人のMAS党への党員登録のため,在外のボリビア大使館と協力を進めていると発表した。
 

(9)

 30日,モラレス大統領は,妊娠のため辞任したカンペロ保健大臣の後任として,外科医で疫学の専門家であるロドルフォ・ロカバド氏を保健大臣に任命した。
 

(10)

 30日,米フロリダ州民事裁判所のコーン判事は,2003年の「ガス戦争」に係るサンチェス・デ・ロサダ元大統領とベルサイン元防衛相の責任を認め,賠償を命じた陪審員判決を撤回する判断を下した。原告側弁護人のベッカー弁護士は,この判断を不服として控訴する意向を示した。

 

3 外交

(1)多国間関係

 4日,ミミツァ欧州委員会(EC)国際開発担当委員がボリビアを訪問し,モラレス大統領とEUが支援しているプロジェクト視察のためチャパレ地域を訪問した。また,同訪問時にEU及びスイスの「2017-20年対ボリビア開発協力欧州合同戦略」が署名された。同戦略の予算は4年間で約6億3500万米ドル。

 アポスティーユ条約の実施に関する最高政令第3571号の公布により,7日付でボリビアにおいて同条約の効力が発生した。

  26日,コチャバンバ市で第11回南米オリンピックが開会した。
 

(2)二国間関係

 1日付当地紙は,ボリビア政府はボリビア産品輸出促進のため,トルコ,エチオピア及び南アフリカへの大使館開設を検討している旨報じた。

 7日,モラレス大統領は自身のツイッターでプーチン露大統領の就任に祝意を表した。

 8日,モラレス大統領は,アルバレス・コスタリカ大統領の就任式に出席するためコスタリカを訪問した。

 11日,タハ・ボリビア国軍司令官は,イラン・テヘランでバケリ・イラン国軍司令官と会合し,軍事協力に関する協議を実施した。

 15日,外務省は,ガザ地区におけるイスラエルによる暴力行為を非難するプレスリリースを発出した。

 19日,外務省は,キューバで発生した航空機墜落事故に対し弔意を表するプレスリリースを発出した。

 16日,ワナクニ外相が訪亜し,フォリー亜外相と二国間及び地域内の共通課題について会談を行った。

 17日,ビデガライ墨外相が来訪し,貿易促進及び機会の増大,二国間関係の強化及び政策対話に関する二国間覚書に署名した。また,ビデガライ外相に対してはロス・アンデス・コンドル勲章が,ワナクニ外相に対してはアギラ・アステカ勲章が授与された。

 20日,モラレス大統領は自身のツイッターにおいて,また,21日,外務省はプレスリリースにおいてマドゥーロ・ベネズエラ大統領の大統領選挙勝利に対し祝意を表明した。

 24日,外務省は,11月5~10日に上海で開催予定の第1回中国国際輸入見本市に参加することを発表した。

 25日,カルテス・パラグアイ大統領が来訪し,第11回南米オリンピック開会式に出席した。また,モラレス大統領と会談を行った。

 29日,ワナクニ外相は訪中し,6月のモラレス大統領の訪中及び習近平国家主席との会談に向けた調整を行うため,王毅外交部長と会談した。

(了)