ボリビア内政・外交(2016年12月)

平成28年12月31日

1 概況

(1)内政

 11月28日にコロンビアで発生した航空機墜落事故に関し,7日,事故機が所属する航空会社ラミア社の社長及び職員2名が予防拘禁された。


 15~17日,サンタクルス県モンテロ市でMAS党大会が開催され,モラレス大統領は2019年大統領選挙の候補として再出馬することを受諾した。


(2)外交

 13日,当地中国大使とラモス開発企画大臣代理は,ボリビア国家警察による機材購入及びインフラ整備のための融資契約(約1億500万ドル)に署名した。


 20日,中国空間技術研究院は,ボリビア宇宙機構(ABE)に対し,気象情報及び気候変動を監視し,自然災害を防ぐために人工衛星による地球の画像を受信する地上移動式受信機(約300万米ドル)を贈与した。


2 内政

(1)

 11月28日にコロンビアで発生した航空機墜落事故に関し,7日,事故機が所属する航空会社ラミア社の社長及び職員2名が当国の当局により予防拘禁された。


(2)

 12日,第7回大使会議が開催された。


(3)

 15~17日,サンタクルス県モンテロ市でMAS党大会が開催され,モラレス大統領は2019年大統領選挙の候補として再出馬することを受諾した。


(4)

 15日,2005年大統領選挙の歴史的な勝利を祝すため,12月18日を民主主義と文化革命の日とすることが決定。18日,コチャバンバ県チャパレ地方イビルガサーマで記念式典が開催された。


(5)

 22日,MAS党執行部は,本年2月の国民投票の結果を無効とするよう最高選挙裁判所に求める旨発表


(6)世論調査

 IPSOS社が1~12日にラパス市,エルアルト市,コチャバンバ市及びサンタクルス市で1,060人に対して行った世論調査によると,モラレス大統領の取組について49%が支持する,43%が支持しないと回答。ガルシア・リネラ副大統領の取組について23%が支持する,58%が支持しないと回答。また,次期大統領候補としては,33%がモラレス大統領,16%がメサ元大統領を支持すると回答


3 外交

(1)対中国外交

 13日,当地中国大使とラモス開発企画大臣代理は,ボリビア国家警察による機材購入及びインフラ整備のための融資契約(約1億500万ドル)に署名した。コントロールセンター設置のためのコンソール32台,警察用バス3台,ドローン5台,車輌30台等が購入されることとなる。


 20日,中国空間技術研究院は,ボリビア宇宙機構(ABE)に対し,気象情報及び気候変動を監視し,自然災害を防ぐために人工衛星による地球の画像を受信する地上移動式受信機(約300万米ドル)を贈与した。


(2)その他二国間関係

 19日,当国外務省はアンカラで起こった駐トルコ・ロシア大使の暗殺事件に関し,ロシア政府及び国民に対し哀悼と連帯の意を表明するプレスリリースを発出した。


 20日,当国外務省はベルリンで起こったテロ事件に関し,断固として非難する旨のプレスリリースを発出した。


4 経済

 17日,国家統計局(INE)は2005~15年,ボリビアの貧困率は59.6%から38。6%に減少,うち極貧率は36.7%から16.8%に減少したと発表した。都市部では貧困率が48.2%から31%に,農村部では80%から55%に減少した。

(了)