サンタクルス市におけるチクングニア熱の流行について

令和7年5月27日
●サンタクルス市におけるチクングニア熱感染者の増加に伴い、サンタクルス市長が警報(オレンジレベル)を発出。 
●5月25日までの感染者は901名、これまでに1名が死亡。 
●チクングニャ熱の特徴は高熱と強い関節痛。 
●虫除けスプレーの利用などの感染防止策に努めるとともに、旅行者におかれては衛生状態に不安がある安価なホステルなどの利用は避けるようにしてください。 

現在、サンタクルス市においてチクングニア熱の感染者数が増加していることに関し、5月24日、サンタクルス市長は警報(オレンジレベル)を発出しました(なお、市内の一部特に感染者数が多い地域については赤レベルを発出)。 
報道によると、5月25日時点での感染者数は901名で、これまでに1名の死亡が確認されています。 
感染源となる蚊の発生を抑えるため、市当局は市民に対して水たまり発生を防ぐため容器の水を空にするよう協力を呼びかけるとともに、特に感染者数の多い地域における消毒作業を実施しています。 
チクングニア熱はデング熱やジカ熱同様、蚊を媒体とするウィルス感染症で、高熱と強い関節痛を特徴とし、筋肉痛や、吐き気、頭痛等も症状として出ることがあります。 
つきましては、感染防止のため以下の点につき御留意願います。 
・虫除けスプレーの利用や肌の露出の少ない服装など感染防止に務めてください。 
・在留邦人におかれては、市による消毒作業に協力いただくとともに、自宅周辺における蚊の発生抑制のための措置や消毒作業に御協力願います。 
・旅行者におかれては、十分な消毒作業が行われていない可能性のある安価なホステルなどの利用はお控えください。

(参考リンク)
チクングニア熱について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000168030.html