海外安全対策情報(2024年4月~6月)
令和6年7月20日
1 社会治安情勢
6月26日、中心都市ラパスの政府庁舎が兵士や装甲車で包囲される状況となりましたが、このクーデターは未遂に終わり、その後軍部による不審な行動は確認できていません。
ボリビア国内各地では、政治的要求に基づく各職業団体、労働組合、市民団体、学生等によるデモ行進、集会、道路封鎖等の抗議活動が頻繁に行われています。時には警察当局等と衝突し、死傷者が発生する事案も確認されています。来年は大統領選挙が実施予定であり、政治的要求に基づく抗議活動がより過激化することが懸念されます。
ボリビア国内各地では、政治的要求に基づく各職業団体、労働組合、市民団体、学生等によるデモ行進、集会、道路封鎖等の抗議活動が頻繁に行われています。時には警察当局等と衝突し、死傷者が発生する事案も確認されています。来年は大統領選挙が実施予定であり、政治的要求に基づく抗議活動がより過激化することが懸念されます。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)犯罪の傾向
ラパス県エルアルト市においては、ケチャップ強盗、首締め強盗、置き引き、スリ及び偽警察官による犯罪が発生しているほか、拳銃や刃物を使用した強盗や女性を狙った強姦が発生しているため十分な警戒が必要です。
サンタクルス県サンタクルス市においては、強盗犯が車・バイクにて歩行者等に接近し、所持品を強奪する事件が発生しています。
一般的な対策としては、市場・繁華街等人混みに行く際には多額の現金を持たず、貴重品はリュックサックなど目の届かないところには入れないようにする、また、自身を狙っている不審者がいないか周囲を見渡す等の警戒を怠らないようにします。万が一、犯罪に遭遇した場合は、犯人が拳銃や刃物を所持している場合もあるので、無理に抵抗はせず、可能な限り速やかに警察へ被害の届け出を行いましょう。
(2)邦人被害事案
ウユニ塩湖観光後に長距離バスでラ・パスへ戻った邦人旅行者1名が、降車後にカメラバックからデジタルカメラがなくなっていることに気づいた。なお、貴重品は複数箇所に分けて所持していたため、パスポート等は無事であった。
(3)邦人以外の被害事案
ア ベニ県において、食料品店での強盗を繰り返す強盗団が逮捕され、その強盗団と刑務所に収監中の強盗団リーダーとの連絡役を務めていた警察官2名も逮捕された。
イ コチャバンバ市において、バイクに乗って通行人に近づき、通行人から所持品を奪う行為を繰り返していた男女2人組が逮捕された。
ウ コチャバンバ市において、民家での強盗を繰り返していた4人組の強盗団が逮捕され、この強盗団に捜査情報を流していた警察官4名も逮捕された。
エ 4月、オルロ市とラパス市間を結ぶバス内で、睡眠薬が混ざった飲み物を飲まされ、意識が無い状態の間に現金等を盗まれる事件が2日間だけで10件発生した。
オ ラパス市において、男性をターゲットに強盗を繰り返していた男3人組が逮捕された。3人組の内1人が女装して被害者に近づき、人気の無い場所へ連れて行ったところで他の2人が襲いかかっていた。
カ エル・アルト市において、家族で民家への強盗を繰り返していた犯罪者一家が逮捕された。
キ ラパス市カラコト地区において、レストランで飲食中の中国人男性が銃で頭部を撃たれて重傷を負った。
ク ラパス市において、祭りのパレード観覧者へ睡眠薬入りの飲物を振る舞い、意識を失ったところで強盗をしていた11人家族の犯罪者グループが逮捕された。同犯罪者グループは被害者の信用を得るため、乳児を利用していた。
ケ コチャバンバ市コロン広場付近において、両替を営む女性が2日続けてバイクに乗った2人組から現金を奪われる強盗事件が発生した。
コ コチャバンバ市において、タクシーに客として乗車していた女性がいきなりタクシーに乗り込んできた男性に現金を奪われる強盗事件が発生した。
サ コチャバンバ市において、営業中の穀物販売会社に銃を持った5人の男が押し入り、従業員の手足を縛った上で現金が盗まれる強盗事件が発生した。
シ 6月、オルロ市とラパス市間を結ぶバス内で、睡眠薬が混ざった飲み物を飲まされ、意識が無い状態の間に現金等を盗まれる事件が3件発生した。全ての事件発生時刻は正午であった。
ス エル・アルト市において、通行人を銃で脅し、強盗を繰り返していた男が逮捕された。犯行に使用された銃はモデルガンであった。
セ コチャバンバ市のバスターミナルにおいて、睡眠薬を飲まされ意識が無い状態の男性2人が保護された。2人はバス内で見知らぬ人に睡眠薬が入りの飲み物を進められ、飲んだ直後に意識を失い、所持品は全て奪われていた。
ラパス県エルアルト市においては、ケチャップ強盗、首締め強盗、置き引き、スリ及び偽警察官による犯罪が発生しているほか、拳銃や刃物を使用した強盗や女性を狙った強姦が発生しているため十分な警戒が必要です。
サンタクルス県サンタクルス市においては、強盗犯が車・バイクにて歩行者等に接近し、所持品を強奪する事件が発生しています。
一般的な対策としては、市場・繁華街等人混みに行く際には多額の現金を持たず、貴重品はリュックサックなど目の届かないところには入れないようにする、また、自身を狙っている不審者がいないか周囲を見渡す等の警戒を怠らないようにします。万が一、犯罪に遭遇した場合は、犯人が拳銃や刃物を所持している場合もあるので、無理に抵抗はせず、可能な限り速やかに警察へ被害の届け出を行いましょう。
(2)邦人被害事案
ウユニ塩湖観光後に長距離バスでラ・パスへ戻った邦人旅行者1名が、降車後にカメラバックからデジタルカメラがなくなっていることに気づいた。なお、貴重品は複数箇所に分けて所持していたため、パスポート等は無事であった。
(3)邦人以外の被害事案
ア ベニ県において、食料品店での強盗を繰り返す強盗団が逮捕され、その強盗団と刑務所に収監中の強盗団リーダーとの連絡役を務めていた警察官2名も逮捕された。
イ コチャバンバ市において、バイクに乗って通行人に近づき、通行人から所持品を奪う行為を繰り返していた男女2人組が逮捕された。
ウ コチャバンバ市において、民家での強盗を繰り返していた4人組の強盗団が逮捕され、この強盗団に捜査情報を流していた警察官4名も逮捕された。
エ 4月、オルロ市とラパス市間を結ぶバス内で、睡眠薬が混ざった飲み物を飲まされ、意識が無い状態の間に現金等を盗まれる事件が2日間だけで10件発生した。
オ ラパス市において、男性をターゲットに強盗を繰り返していた男3人組が逮捕された。3人組の内1人が女装して被害者に近づき、人気の無い場所へ連れて行ったところで他の2人が襲いかかっていた。
カ エル・アルト市において、家族で民家への強盗を繰り返していた犯罪者一家が逮捕された。
キ ラパス市カラコト地区において、レストランで飲食中の中国人男性が銃で頭部を撃たれて重傷を負った。
ク ラパス市において、祭りのパレード観覧者へ睡眠薬入りの飲物を振る舞い、意識を失ったところで強盗をしていた11人家族の犯罪者グループが逮捕された。同犯罪者グループは被害者の信用を得るため、乳児を利用していた。
ケ コチャバンバ市コロン広場付近において、両替を営む女性が2日続けてバイクに乗った2人組から現金を奪われる強盗事件が発生した。
コ コチャバンバ市において、タクシーに客として乗車していた女性がいきなりタクシーに乗り込んできた男性に現金を奪われる強盗事件が発生した。
サ コチャバンバ市において、営業中の穀物販売会社に銃を持った5人の男が押し入り、従業員の手足を縛った上で現金が盗まれる強盗事件が発生した。
シ 6月、オルロ市とラパス市間を結ぶバス内で、睡眠薬が混ざった飲み物を飲まされ、意識が無い状態の間に現金等を盗まれる事件が3件発生した。全ての事件発生時刻は正午であった。
ス エル・アルト市において、通行人を銃で脅し、強盗を繰り返していた男が逮捕された。犯行に使用された銃はモデルガンであった。
セ コチャバンバ市のバスターミナルにおいて、睡眠薬を飲まされ意識が無い状態の男性2人が保護された。2人はバス内で見知らぬ人に睡眠薬が入りの飲み物を進められ、飲んだ直後に意識を失い、所持品は全て奪われていた。
3 テロ・爆弾事件発生状況
現在、特段の情報はありません。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
サンタクルス市プラン・トレス・ミル地区で配送業務中の24歳男性がペルー人3人組に誘拐された。被害者家族が犯人たちと身代金交渉を電話でやり取りしている最中、警察が被害者の居場所を発見。被害者男性は無事救出され、犯人は逮捕された。
5 日本企業の安全に関する諸問題
現在、特段の情報はありません。