エル・アルト市の女性・子供犯罪被害者保護施設にマジックミラー付き観察室及び機材を寄贈(草の根無償資金協力)

令和6年4月3日
 4月3日、小野村拓志大使は、エバ・コパ市長等とともに、ラパス県エル・アルト市に所在する第5地区女性・子供犯罪被害者保護施設に対して日本が供与したマジックミラー付き観察室及び機材の引渡式を行いました。
 当プロジェクトは草の根・人間の安全保障無償資金協力のスキームにより、エル・アルト市によって実施されました(供与額:67,791米ドル)。
 この保護施設では、女性や子供に対する暴力や虐待などの犯罪の被害者を保護し、事情聴取や原因究明のための面談を行っています。一方で、こうした面談において、被害者が何度も犯罪を思い出すことで精神的苦痛を受ける二次被害が問題となっています。当プロジェクトで日本が供与した被害者の観察室や事情聴取に使用する機材は、面談による精神的負担をできるだけ少なくするために活用されます。
 この日本の供与が、女性・子供犯罪被害者に対する優しい保護に活用されることを期待しています。さらには、世界から暴力や虐待が無くなることを期待しています。