ボリビア内政・外交(2021年12月)
令和4年1月1日
1 内政
アニェス前暫定大統領の動向等
12月6日、リオス内務省市民安全担当次官は、「アニェス・デファクト政権が、2020年10月の総選挙3週間前である9月25日に英国大使館に対し、2020年5月に米国大使館に対して、武器等の供与を要請する書簡を送付していた。当選確実なアルセの就任を阻止するべく、第2のクーデタを企図していた。」旨発表した。翌12月7日、同次官は、「外交ルートを通じて、米国及び英国大使館に対し、当該要請にかかる対応を含む詳細情報の提供を要請した。」旨述べた。
同12月7日、ラパス県第七法廷は、アニェス前暫定大統領が求めていた、いわゆるGolpe de Estado Iにかかる釈放要請を却下した。
12月20日、ラパス県第一法廷は、再度アニェス前暫定大統領が求めていた、いわゆるGolpe de Estado IIにかかる釈放要請を、逃亡及び妨害の恐れがあるとして、却下した。
12月21日、アニェス前暫定大統領の娘であるリベラ氏が、チリに滞在中のバチェレ国連人権高等弁務官に対して書簡を送り、ボリビアを訪問し、アニェス氏の収監状況を視察に来るよう求めた。リベラ氏は、母親の拘留を不当であると訴えており、バチェレ人権高等弁務官に対して、ボリビア政府との仲介役となることも要請した。
2 外交
マイタ外相の第3回CELAC・中国フォーラム閣僚会合出席
12月3日、第3回CELAC・中国フォーラム閣僚会合に出席したマイタ外相は、世界的な課題に立ち向かうための両地域間の協力の推進、対話、相互補完性、連帯性等を通じた関係強化による、強力で再活性化されたフォーラムの開催の重要性を強調した。3 コロナワクチン関係
12月6日、アストラゼネカ社製ワクチン22万8,000ドーズ到着。12月16日、ファイザー社製ワクチン99万9,180ドーズ到着。
12月20日、アストラゼネカ社製ワクチン100万ドーズ到着。
12月26日、シノファーム300万ドーズ到着。
これにより、11月末までに受領したワクチンは、累計15,311,860ドーズとなった。