ボリビア内政・外交(2016年11月)

1 概況

(1)内政

 21日,モラレス大統領は,11月から悪化した干ばつ及び深刻な水不足に関する緊急事態宣言を発出した。


 24日,ロメロ内務大臣は当国に居住する外国人に対する管理を向上させ,当国に違法に居住する外国人の地位を合法化するため,当国に居住する外国人の登録・調査を開始した旨発表した。


(2)外交

 4日,クチンスキー・ペルー大統領及び関係閣僚がスクレ市を訪問し,モラレス大統領及び関係閣僚と第2回ボリビア・ペルー合同閣議を開催。両大統領は,25項目からなる「スクレ共同宣言」に署名し,また,両国閣僚は,13項目からなる「協力文書」に署名した。


 11月29~12月2日,アルラルデ外務次官は訪日し、11月30日,髙瀨中南米局長と第3回政策協議を実施した。訪日中、武井大臣政務官を表敬したほか,眞藤JETRO理事及び越川JICA副理事長と協議を行った。


2 内政

(1)

21日,モラレス大統領は,11月から悪化した干ばつ及び深刻な水不足に関する緊急事態宣言を発出した。


(2)

15日,検察はFOCAS事案およびENFEの資本化に関し,サンチェス・デ・ロサダ元大統領,アラニバル元外務大臣およびサンチェス元防衛大臣が国家に損害を与える契約,義務不履行,不経済行為および憲法に違反する決議の罪で正式に起訴された。


(3)

15日,コチャバンバで開催された第102回ボリビア・カトリック司教会議(CEB)でセンテージャス議長はモラレス大統領に対し,本年2月に実施された国民投票の結果を尊重するように要請した。


(4)

20日,地方自治憲章に関する国民投票が17の県・市町村等で行われ,12の県・市町村で採択された。


(5)

21日,ボリビア政府は1966~79年の独裁政権下の外交資料を公開する旨発表した。


(6)

24日,ロメロ内務大臣は当国に居住する外国人に対する管理を向上させ,当国に違法に居住する外国人の地位を合法化するため,当国に居住する外国人の登録・調査を開始した旨発表した。


(7)

 10月29日~11月2日,MERCADOS Y MUESTRAS社が9の県庁所在地,エルアルト市及び31の中規模の都市で実施した世論調査によると,2019年の大統領選挙の候補として27%がモラレス大統領,13%がメサ元大統領,10%がドリア・メディーナUN党党首,6%がコスタス・サンタクルス県知事を支持すると回答した。

 10月,TAL CUAL社が9の県庁所在地及びエルアルト市で実施した世論調査によると,モラレス大統領について,16.3%が非常に支持する,31%がまあまあ支持する,36.5%があまり支持しない,11.5%が全く支持しないと回答し,不支持率が支持率を上回った。


3 外交

(1)対日関係

 11月29~12月2日,アルラルデ外務次官は訪日し、11月30日,髙瀨中南米局長と第3回政策協議を実施した。訪日中、武井大臣政務官を表敬したほか,眞藤JETRO理事及び越川JICA副理事長と協議を行った。


(2)

 4日,クチンスキー・ペルー大統領及び関係閣僚がスクレ市を訪問し,モラレス大統領及び関係閣僚と第2回ボリビア・ペルー合同閣議を開催。両大統領は,25項目からなる「スクレ共同宣言」に署名し,また,両国閣僚は,13項目からなる「協力文書」に署名した。


(3)対伯関係

 7日,サンタクルスで当国石油公社(YPFB)と伯ペトロブラス社がタリハ県ベルメホ市アスティジェーロ及びサンテルモの炭化水素資源開発研究を行うため40年間で12億米ドルの投資を行う契約を締結。YPFBは伯エネルギー研究公社(EPE)に2019年以降220万立方メートルを毎日販売することに合意した。また電力公社(ENDE)と伯エレクトロブラス社はエネルギー統合に関する二つの合意文書に署名。一つ目は共同で水力発電を行うことを目的としたマデラ川流域の開発,二つ目はブラジルで販売するための電力発電への共同投資を行うための合意。


 16日,チョケワンカ外務大臣,フェレイラ国防大臣及びロメロ内務大臣がブラジリアを訪問し,同国のカウンターパートと会合し,国境地帯の安全及び南米大陸横断鉄道等につき協議。


(4)その他二国間関係

 16日,伊LIDE(企業家グループ)主催「ラテンアメリカ投資フォーラム」がミラノで開催され,エンダラ貿易・統合担当外務次官が参加した。


 14~16日,ラムサール条約地域イニシアチブ共同会合が開催され,チョケワンカ外務大臣ほか中南米諸国11か国の代表者が参加した。


 21日,ロング・エクアドル外務大臣が来訪し,モラレス大統領及びチョケワンカ外務大臣と会合。同大臣とチョケワンカ外務大臣は二か国間の伝統的な協力関係の拡大に関する共同声明に署名し,右により,ボリビアはエクアドルにコカ葉製品を輸出することが可能となる。また,同外務大臣にコンドル・デ・ロス・アンデス大十字位勲章が授与された。


 24日,「良く生きる」に関する第1回全国会合がポトシ県トロトロで開催され,チョケワンカ外務大臣,エレルス・エクアドル「良き生活」担当大臣,サン・ミゲル・アンデス共同体(CAN)事務総長が出席した。


 26日,チョケワンカ外務大臣はミラノでロドリゲス・ベルツェ元大統領(駐蘭大使,国際司法裁判所(ICJ)における「海への出口」問題に関する訴訟の当国代理人)と会合し,ボリビアが「海への出口」問題に関して2017年3月にICJに提出予定の抗弁書に関する協議を行った。


 25日のフィデル・カストロ・キューバ前国家評議会議長の逝去に関し,当国外務省は28日,キューバ政府及び国民に対し深い弔意を示すプレスリリースを発出した。また,同日,モラレス大統領はハバナを訪問し,29日,カストロ前議長の葬儀に出席した。


4 その他

 28日,コロンビア・アンティオキア県でサンタクルスからコロンビア・メデジンに向かっていたボリビア資本のLaMia社の航空機が墜落し,同機に搭乗していた伯サッカーチーム「シャペコエンセ」のメンバー及びその関係者68名及びクルー7名(ボリビア人5名含む)が死亡,6名が負傷した。

(了)